宇宙の緋い花
まずはこの写真から見てもらっちゃおう。
今年の夏はベラボーに暑くて長かったですな。
咲く時期にあまり気温は関係ないと言われるこの花ですが、さすがに今年は遅かった。
知り合いが言うには、寒暖の差じゃないかという話。
写真のデータを確認すると一昨年あたりも遅れてたみたいだけど、そうなのかな?
日照時間という説もありますけどね〜
アタシの『好きな花五指』に入る花です。
昨日、例によって有給を取って撮影散歩へ(笑)
散歩って行っても現地での話で、そこまでは車で行ったわけですが。
去年は奈良県明日香村へ棚田を観に行って、もう人が多くてタイヘンだったのを記憶してます。
今年も同じ奈良県ですが、御所市へお邪魔してきました。
上の場所は九品寺(くほんじ)。
ここから一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)へ掛けてがステキらしいよ!
って情報を得たんですが、いやぁ。ホントに見事でした!
もうね、緋い絨毯びっしり!
日当りが良くて既に盛りを過ぎた花もちらほらありましたが、まだまだ見頃。
小高い丘みたいなところからの眺めと相まって、ホント、天上の華の名にふさわしく。
いっぱい写真撮ってきたんで、楽しんでいただければ幸いです(*´-`*)
当日はすんごい快晴で、己の日頃の行いを褒めて取らせました(笑)
だって前日まで「雨降るかも?」な状態だったんだもん。
ところが奈良県に入ったとたんちょっと曇り気味…
ちょこっと心配になりましたが、全然杞憂でしたね。
現場に着く頃にはどっかへ吹き飛んでおりました。
しかし実は場所がどこか定かには知らなかったんで、とにかく御所駅へ。
通りすがりのオバちゃんやオジちゃん、観光案内のお兄さんに道を尋ねながら車を走らせます。
トイレのために立ち寄ったライフで父の服とか買っちゃったりしながら(笑)
途中道を一本間違えたらしく、ドアが空いてた会社の人にまたもや道を尋ねてどうにか九品寺へ到着。
そして山門をくぐり抜け、取り敢えず境内へ。
いや、山門を入れば境内なのかな?(笑)
とにかく、階段を上へ上へ。
ご本尊にご挨拶をして階段を下りる。
お姿は拝見してきませんでしたが、重文だってよ…!
このお寺はたくさんの石仏さんがいらっしゃることで有名だそうです。
残念ながら、うっかり失念していてそちらへはお参りしてきませんでした(^_^;)
けどそれ以外にもそこここにお地蔵さんやら石仏さんがあって雰囲気ありましたよ。
呼ばれるように脇道を入って少し進むと小高い丘に。
それが最初の写真の場所です。
既に何人ものカメラマンがいて、思い思いに撮影されてました。
でも思ったより人が少なかったな。
平日だったからな〜 ラッキーv
写真では分かりにくいですが、前日の雨で水滴が残ってて艶艶しくて綺麗でした〜
そーゆーとこもちょっとラッキーでしたね。
前の日「晴れろ〜、晴れろ〜」と念じてた甲斐があったよ。
残念ながら人影が見えますな(^_^;)
でもいやぁ、ホントにいい天気だった〜
もう腹一杯堪能しましたv
ちょっと残念だったのは、倒れている花がいっぱいあったこと。
これはおそらく、写真を撮るためにカメラマンが入り込んだあとと思われます。
やっぱり写真を撮るからには、みなさん「少しでも良い写真を!」と思うのは当然のこと。
ずんずん踏み込んで行っちゃって、足下にまで注意を払えないんですな。
けどそれが原因で年々景観が悪くなっているという話も聞きました。
こんな素晴らしい景色が保たれないなんて、とても残念なこと!!
折れた花もですが、土が人によって踏み固められちゃうと芽が出にくくなっちゃう。
でもこれは、アタシも充分に肝に銘じなければならない話ですね。
うん、気をつけよう。
さて。
九品寺を堪能した我ら(またもや両親とお出かけ)は、一言主神社を目指しました。
ここも楽しめるポイントらしいです。
もう心ワクワク(^o^)
彼岸花の根は毒があるのは周知のことですが、処理をすれば食べられないことはないらしい。
飢饉のときなんかには、あぜ道に植えておいたこの花の根を食したという話を読んだことがあります。
だから田んぼに多いんだとか。
ちなみに一言主神社は、ひとことだけ願いを叶えてくれる神様だそうな。
いいことも、悪いことも。…ちょっと怖いね。
アタシは健康をお願いしてきましたが、ちゃんと伝わったかな〜?(^_^;)
入手した情報のとおり、本当にステキなところでした。
実際はここに至るまでの普通の場所もいっぱい咲いていて、充分美しかったです。
彼岸花だけでなくてそこここの景色が素晴らしい。
この風景はやっぱり残したいですね。
というワケで、これからも撮影場所に優しいカメラババでありたいと思います(笑)